ウチにいる猫達は、「愛情」を補充するために定期的に僕の側に寄ってくる。お腹を出して「撫でろ」と命令を下し、満たされるとそそくさと去ってゆく。 「多頭飼い」しているのだが、お互いに面倒を見合ったり遊んだりしているため、驚くほど「手間」はかからない。「ご飯」と「トイレ」だけ気にしていれば、後は勝手にやってくれている。 縁あって数年前から「保護猫」と暮らすことになり、それまで「動物」と一緒に生活したことが無く不安もあったが、想像とは全く違い、実際に暮らしてみて初めてわかることがたくさんある。 とにかく「手間」がかからないのだが、「静か」なことにも驚かされる。これは、今はもう亡くなってしまったが「ボス猫」の教育が良かったからに違いない。彼の佇まいは「知性」を感じさせるほどに貫禄があり、ルールに対して厳格で、面倒見も良かった。 彼が亡くなって、次の「ボス」は少し頼りないのだが、先代からの「伝統」はし