ブックマーク / okikobo.hatenablog.com (11)

  • 猫と暮らす。 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    ウチにいる達は、「愛情」を補充するために定期的に僕の側に寄ってくる。お腹を出して「撫でろ」と命令を下し、満たされるとそそくさと去ってゆく。 「多頭飼い」しているのだが、お互いに面倒を見合ったり遊んだりしているため、驚くほど「手間」はかからない。「ご飯」と「トイレ」だけ気にしていれば、後は勝手にやってくれている。 縁あって数年前から「保護」と暮らすことになり、それまで「動物」と一緒に生活したことが無く不安もあったが、想像とは全く違い、実際に暮らしてみて初めてわかることがたくさんある。 とにかく「手間」がかからないのだが、「静か」なことにも驚かされる。これは、今はもう亡くなってしまったが「ボス」の教育が良かったからに違いない。彼の佇まいは「知性」を感じさせるほどに貫禄があり、ルールに対して厳格で、面倒見も良かった。 彼が亡くなって、次の「ボス」は少し頼りないのだが、先代からの「伝統」はし

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    VMAX7797 2020/03/11
  • 弾きながら、歌う。歌いながら、弾く。〈「弾き語り」という作業について〉 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    シンガーソングライターとしてのライブは、一人で「弾き語り」の形になることが多いのだが、、たまにお客さんから「良く弾きながら歌えますね」と言われることがある。自分としては、ギターでもピアノでも「弾きながら歌っている」という感覚は全く無く、「車の運転と同じですよ」と答えることが多い。 車の運転は、あらためて考えてみるとなかなか「高度」な作業を同時にこなしている。「料理」も、いくつかの作業を同時進行で進めてゆかなければならない。それに比べて「弾き語り」の方が難しいということは無い。より正確に言えば、「運転」も「料理」も「弾き語り」も、「別々の作業」という感覚では無いということだろう。 何か「一つ」の目的に向かって、いくつかの作業をしなければならない場合、ゴールからの「逆算」をして「優先順位」を決め、どこから手をつけてゆくのかを判断してゆく。「経験値」による差こそあれ、それができなければ普通の「ア

    弾きながら、歌う。歌いながら、弾く。〈「弾き語り」という作業について〉 - 全然歌わないシンガーソングライターです。
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    VMAX7797 2020/03/09
  • 「菜の花」の贈り物。 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    僕が暮らしている街は川に挟まれているエリアのため、「土手」は身近な存在だ。小学生の時に東京から引っ越してきた際に、同級生が土手で「芝滑り」をしていたのだが、初めて体験する「スピード感」はなかなかスリルがあって楽しかった。 土手近くの「商店」で余っている段ボールをもらい、少し「工夫」を加えて滑るのだが、やはり「上手いヤツ」というのはいるもので、一緒に滑りながらその「秘密」を盗んで「上達」してゆく。基的には「勇気があるヤツ」が速い。 このエリアで生まれ育った人間にとって、「土手」は故郷の象徴的な存在らしく、夏休みの宿題の「絵日記」にも、よく登場していたことを覚えている。山育ちの僕の絵日記は、夏休み中故郷に帰っていたので、やはり山ばかりだった。 春が近づくと、土手は「菜の花」で埋め尽くされる。「スーパー堤防」と呼ばれる規模の大きなものなので、黄色に染まった両岸の光景は見事なものだ。サイクリング

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    VMAX7797 2020/03/08
  • 「省みる」ことの難しさ。 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    「他人のせい」にばかりする人がいる。もちろん、その人の「内面」までは見えないため、そう「見える」だけなのかもしれない。 自分自身を「省みる」ことでしか、得られないものがある。上辺だけ見れば「他人」に責任があるように見えても、根的な領域まで遡って考えてみれば、自分には全く責任が無いということの方が「稀」だろう。 ここで難しいのは、「省みる」ことと「責める」ことの「差異」を区別できるかどうかであり、行き過ぎた「反省」は、自分を暗い水の底に沈めてしまう。容易とは言い切れないその「区別」をつけるための鍵は、「次のステップ」のための思考なのかどうかだと思っている。 正しい「反省」ができれば、そこから多くのことを得られる「学び」のチャンスになる。誰でも「失敗」はするし、「挑戦」するからこその失敗であるはずで、そこを否定する必要は全くない。 ただ、「挑戦」というものを冷静に考えた時に、自分の置かれた状

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    VMAX7797 2020/03/05
  • シンガーとしての「自覚」を育てる。〈自分自身に対する「教育」〉 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    「予想通り」と言えばそうなのだが、自分が「歌う」と決めてから、毎日の「やるべきこと」が明確になってきた。「音楽漬け」だった10代の頃の感覚に少し戻ったような感覚だ。 それなりに長く音楽をやってくると、毎日の「ルーチン」が決まっているのだが、それを根的に見直すところから始めている。不器用な僕のやり方として、音楽以外の部分にも「こだわり」を持つことで、「核」となる最も大切なことに手を抜かずに済む。 ずぼらな僕にはなかなか敷居が高いのだが、丁寧に「暮らす」ことでしか、自分にとっての「芸の道」を歩むことはできそうもない。何かを雑に扱えば「大切なこと」さえ、まるで「ドミノ倒し」のように連鎖反応を起こし、崩れ去ってしまう。 「音楽以外」で大切にしてゆきたいのは、カラダの「柔軟性」だ。楽器を弾いてきた中で「怪我」に近いような骨格の「異常」があり、そこから生じる「歪み」に対するケアをしないと、「発声」や

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    VMAX7797 2020/03/04
  • 原点回帰。〈やっと、歌います〉 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    「全然歌わないシンガーソングライターです。」というこのブログのタイトルは、自分への「皮肉」と「自戒」を込めて付けたのだが、僕を良く知る友人たちからは概ね「不評」で、「笑えない冗談」になってしまっている。それだけ僕が「歌わない」ということは、「深刻」な事態だからだ。 「深刻」というのは、福島県出身の僕は「311」をきっかけに、それまで仕事でもプライベートでも曲を他人に「提供」してきただけだったのだが、自分の言葉で、自分の声で、自分の想いを伝えるということを始めようと決意した。そのことを知る友人たちが僕の歌わない「現状」を見て、怒るのも無理は無い。 始めの頃は、溢れる想いに身を委ねるかのように次々と曲を書き、「歌練」も毎日6時間はやっていたと思う。「量」が全てでは無いが、それだけ自分からは遠い存在だった「歌う」という行為を、自分のものにしようと必死だった。 人前でもなるべく歌う機会を作り、アプ

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    VMAX7797 2020/03/03
  • 需要が無いように「見える」ものをやる。〈価値の変換〉 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    僕は若くは無い。そんな僕が歌うことに対して、世の中に「需要」が無いことは、ただでさえ「音楽市場」が縮小し続ける中では、まさに「現実」としか言いようが無い。「歌う」ことだけでべていけるほど、甘くは無いことはよくわかっている。 ただ、どうしても僕の中に湧き上がる「反発」を、どう捉えればいいのか。冷静に現実を見る「目」も必要だが、湧き上がる「衝動」を抑え込んでしまうことも、違う気がしている。 稼ぐ、つまり「ビジネス」として考えた時に、「歌」でやってゆくというのは普通「メジャーデビュー」するカタチを取る必要がある。それによって、マネージメントを委ねることができ、売るための「戦略」的な部分は、その道のプロがやってくれる代わりに、自分は「歌」に専念できるというのが「建前」だ。 だが、「その道のプロ」が上手くやれていないからこそ、「縮小」という現実があることも確かだろう。景気の衰退も見逃せない要素だし

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    VMAX7797 2020/03/02
  • 「いつも通り」の危うさ。 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    もう多くの方が様々な意見を書いている話題で恐縮だが、自分自身の「備忘録」として書いておきたいことがある。「コロナウイルス」による日常生活への影響の件だ。 とにかく、日用品が買えない。特にマスクとトイレットペーパーは、近隣のスーパーやホームセンターに「入荷未定」という張り紙がしてある状態だ。他にもインスタント品や冷凍品が「品薄」で、うかうかしていると「取り残される」ような恐怖心を感じるほどだ。 小さなお子さんや、お年寄りと同居している方は、いろいろとたいへんだろう。家庭の健康を預かる立場の人間にとって、この状況というのはまさに先が読めず「不安」でしかないはずだ。 「情報」自体は、テレビだけでなくネットでも拾える部分があるが、自分が暮らしている範囲の「活きた情報」は、普段からの近所付き合いの「密度」によって、大きな差がありそうだ。 僕が暮らしているエリアは、近所で「助け合う」ことに慣れてい

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    VMAX7797 2020/03/01
  • 「故郷」の小さな街。 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    僕が生まれ育った街は、「陶器」の窯元がいくつもあり、幼い頃から「器」というものに慣れ親しんできた。材料となる「土」を採るための山は「はげ山」になっていて、故郷に「帰ってきた」と思わせてくれる光景にもなっている。 自宅での事に使う「器」も、大半が知人の「作品」であったように思うが、「産地」であるだけに特別扱いされるわけでもなく、「普通に」暮らしの中に存在していた。今思えば、なかなか「贅沢」な卓だったかもしれない。 小さな街の「メインストリート」を中心に窯元が散らばっていて、最近では古民家をリノベして工房とカフェを兼ねた店も、いくつかできているようだ。その中の一つを訪れた際に、「手びねり」で器を作るワークショップに参加してみたのだが、「土」をこねるところから自分で作る「器」は、出来が酷くても「愛着」が湧く。 子供の頃、祖母が自宅で「ろくろ」を回していた記憶が、うっすらと残っている。「戦後

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    VMAX7797 2020/03/01
  • 「ヒゲ」を剃る。〈日常の中の「儀式」〉 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

    僕は心が乱れると「ヒゲ」を剃らなくなる。正確には、剃ることにまで「気が回らない」という感じだ。自宅で作業できてしまう仕事だからこそ許されることだが。 ヒゲを剃らないということは、「鏡」も見ていない。自分を「客観視」しなくなるということなのだろう。とにかく、自分自身とまともには向き合いたくない。完全なる「逃避」だ。 こうなれば、「暮らし」そのものも「崩壊」し始める。生活も酷い有様になるし、デスクの周りもゴミが目立つ。それでも、そこにまで「気が回らない」のだ。 外部と連絡と取ることも「憂」に感じてしまい、「申し訳ない」と思いながらもどうしても連絡をすることができない。自分でも「これではダメだ」とわかっているのだが、それでも気持ちがついてこない。 そうこうしているうちに、格的に体調が崩れてくる。「病は気から」まさにそんな状態だ。ここから抜け出すには、気持ちから立て直す必要があり、そのための

    「ヒゲ」を剃る。〈日常の中の「儀式」〉 - 全然歌わないシンガーソングライターです。
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    VMAX7797 2020/02/06
  • 未だ見ぬ曽祖父へ。〈空っぽの骨壺〉 - 全然歌わないシンガーソングライターです。

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    VMAX7797 2020/02/03
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