カタラン予想は、次のような有名な数論の予想です。 を満たす正の整数 の組は に限る. 「予想」とはいっても、実はもう既に解決されている問題です。 カタラン予想は、2002年にミハイレスクという数学者によって解決されました。このことについては、以前のブログ記事でも紹介したことがありました。 参考: tsujimotter.hatenablog.com さて、今日お話したいのは カタラン予想に「円周率の公式」が関係している というお話です。円周率の公式に「マチンの公式」と呼ばれるものがあり、マチンの公式に関連する研究成果が、カタラン予想の部分的な問題の解決に貢献しているというのです。非常に興味深いお話なので、このブログの読者にも気に入ってもらえるのではないかと思います。 実は、今回のテーマについては、1月27日に開催の「関西日曜数学 友の会」というイベントで、Tomohiro Yamada さ
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