写真提供:フラン インタビュー・構成 ぼそっと池井多 ・・・第2回からのつづき 「恥」の概念のちがい ぼそっと池井多 フランさんは、日本のひきこもりにもイタリアのひきこもりにも接していらっしゃるわけですが、ひきこもりは文化によってどのような点がちがう、と感じていますか。 フラン 日本のひきこもりは、 「他者へ助けをあまり求めない」 という特徴があるように思います。 それは日本とイタリアのコミュニケーションの取り方のちがいに起因しているものだと、私は考えています。 日本の文化では、「恥」「迷惑」という概念が強いですから、他者に助けを頼むことがすごく難しい。イタリアでは、個人主義というベースはありますが、他者へ助けを求めるハードルは日本より少し低いと感じています。 ぼそっと池井多 「恥」というと、シチリア人も「名誉」を重んじる裏返しとして「恥」という概念の占める比重が大きいように思います。しか
![ひきこもりと親、社会、そして物語。日本とイタリアでどう違う? イタリア人初の日本精神科医フランさんインタビュー 第3回 - ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8052d060b088baff3f03d4e3d3f3ded003ca3e4b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2FV%2FVosot%2F20190227%2F20190227001721.jpg)