国土交通省は20日、関西国際空港の活性化策として、中国の航空会社による関空への乗り入れを、日中間の航空交渉で定めた制限を超えて認め、即日実施したと発表した。 中部国際空港についても同じ措置をとった。二国間協定の便数制限を超えて就航を認めるのは極めて異例だ。 日本の航空会社による中国の空港への乗り入れは、これまで通り、協定の制限内でしかできない。 関空への乗り入れは、中国の数社が要望しているが、現在の便数(週132便)は枠いっぱいに達しており、増便申請しても受け付けられない状態が続いていた。国交省は今後、中国側から申請があった場合、安全運航に支障がなければ、ただちに就航を認可する方針だ。