ラッセル車、有終の冬 今季で引退、大垣―米原間で試運転 2011年11月10日09:08 本格的な冬の到来に備えて試運転されるラッセル車=大垣市矢道町 JR東海の東海道線大垣―米原駅間で9日、降雪時に活躍するラッセル車の試運転があり、本格的な冬の到来に備えた。 ラッセル車は1979(昭和54)年製のディーゼル機関車「DE15」(全長約28メートル)。老朽化し部品調達が困難になったため、今冬の稼働を最後に引退する。JR東海在来線のラッセル車は姿を消す。今後は、回転式の羽根が付いた除雪車両「MCR」を使う。 大垣駅で雪をかき出すウイングなどの操作を確認した後、大垣―米原駅間を往復。時速40~45キロのスピードで進み、最後の冬支度を整えた。普段は高山線高山駅に配備され、1日の降雪量が50センチを超えた場合などに出動する。 試運転は11日まで同区間で行われ、15~17日には高山線飛騨小坂―猪谷駅間