最新の研究によって、アインシュタインの一般相対性理論が遠方の銀河でも正しいことが初めて確認された。 これは重力に関する現在の理解を支持し、また間接的にしか知ることができないダークマターやダークエネルギーの存在を裏づけるさらなる証拠となる。 古典物理学の金字塔「一般相対性理論」 1916年、アルベルト・アインシュタインによって発表された一般相対性理論は、重力が時空という概念から生じる仕組みを説明する。簡単に言うと、物体の質量が時空を曲げる量を予測する理論だ。 この画像を大きなサイズで見る 発表以来、同論は太陽系内で何度も検証されてきた。だがイギリス・ポーツマス大学の天文学・重力研究所のトーマス・コレット氏らによる今回の研究は、世界初となる天文学的スケールにおける相対性理論の検証だ。 世界初となる天文学的スケールでの検証 NASAハッブル宇宙望遠鏡とチリにあるヨーロッパ南天天文台の大型望遠鏡か