ITproは、Amazon EC2をサービス基盤の一部に利用している。2008年の導入に際しては、ベンチマークテストで実効性能を計測してITpro上で紹介した(関連記事)。2010年3月には再検証を実施し、その結果を書籍「クラウド大全 第2版」に掲載した。今回では、2010年4月に新設されたシンガポールEC2の検証結果を加えた完全版をお届けする。今回は、まず仮想CPUについて取り上げた。 米Amazon Web Services(AWS)のパブリッククラウドサービス「Amazon EC2」は、必要な性能に応じて8種類の仮想マシンを選択できる(表1)。仮想マシンが持つ性能は、演算性能の目安となる独自指標「ECU」や仮想メモリー容量、仮想ストレージ容量などの仕様を明示している。実際の性能はどれほどのものか。ベンチマークで検証した。
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