「ジンベエザメ(学名 Rhincodon typus)」は全長最大10メートル、体重20トンにも達する世界最大級の魚だ。 これほどの巨体を誇り、しかも広い生息域(熱帯全域。繁殖期には長距離を移動すると考えられている)を持つにもかかわらず、絶滅危惧種であり、そのために野生の生態を研究することは難しい。おかげで繁殖方法や寿命といった、基本的な部分でさえ分かっていない謎の多い魚だ。 これまでの研究で、ジンベエザメは、およそ130年くらい生きることが示唆されていたが、新たなるアプローチで、その寿命を明らす試みが行われた。 その方法とは、冷戦時代の核爆弾が残した放射性炭素を利用するやり方だ。
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