最近は管理会計がブームであるかのように取りざたされているようです。 よく切れる刀は取り扱いを間違えると危険であるように、この管理会計も取り扱いを間違えると経営改善どころか業績悪化を招くことになります。 その一つに固定費削減があります。 固定費とはご承知の通り売上高や販売量の変化に関わりなく生じる費用のことです。 この固定費の区分には、様々な問題点が内在していますが費目で分類しているケースがほとんどでしょう。 このように見た場合、固定費の代表的なものには減価償却費・給料・地代家賃などがあります。 今回は給料について掘り下げてみようと思います。 給料は固定費であると思い込んでいる人も多いようですが、少なくとも売上高に連動する歩合給部分は変動費を構成します。 それではこの歩合部分を除いた固定給部分は、固定費なのでしょうか。 これだけでは判断がつかないかもしれませんので、もう少し範囲を狭めてみまし