ブックマーク / somethingorange.jp (7)

  • 努力の歴史はどこから来てどこへ行くのか。 - Something Orange

    とはいえ、ここで取り上げるひとつひとつの発想を詳細に検証していく余裕はないので、この話はまあパッと思いついたアイディアのラフスケッチくらいに思っておいてください。 Wikipediaとかの情報を元にしているところもあり、わが話ながらあまり信頼性がありません。純粋な与太話としてはそれなりに面白いと思うんですけれどね。 まあ、前回、「努力」の変質について考えてから、そもそも「努力し成長することをめざす」ことを描く作品ってどのあたりから生まれたんだろうと考えてみたんですよ。 もちろん、これはさかのぼろうと思えばどこまででもさかのぼれる話ではあるでしょう。それこそ『ギルガメッシュ叙事詩』とか、各国の神話でも英雄の試練と成長が記述されているよね、とはいえる。

    努力の歴史はどこから来てどこへ行くのか。 - Something Orange
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    WildWideWeb 2024/10/11
    面白い切り口を頂きました。合理的努力にたどり着けるか否かの環境の差とか、それを隠すための手法とか本稿のスコープ外にも関心が向かいますね。
  • 正義の味方は男性の味方でも女性の味方でもありえない。 - Something Orange

    https://twitter.com/HikaRururor0410/status/1841466124967493852 そう――「普通」という概念は、ときとしてまさに暴力である。何か、あるいはだれかを「普通」と捉えることは、必然に「普通じゃない」モノやヒトを生み出し、それらを「異常」な存在として見下し差別することに繋がるわけだ。 たとえば、異性愛者が多数を占める社会では同性愛は「普通じゃない」セクシュアリティのかたちとして非難や嫌忌の対象となる。あるいは、学校出身者が多数である世の中では学校に通わない人間は批判される。 いくらでも例が挙げられるだろうが、ぼくたちが生きている社会では少数派はたいてい肩身の狭い思いをするものなのである。 もちろん、じっさいには「マジョリティ」と「マイノリティ」の区分はシンプルに数によって決まるわけではなく、権力の有無などが微妙に関わって来ることだろう。

    正義の味方は男性の味方でも女性の味方でもありえない。 - Something Orange
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    WildWideWeb 2024/10/03
    あくまで正義の「味方」であって、自分が正義だなんておこがましいこと言ってはならん的なことを言ったのが「月光仮面」の作者川内康範氏だったと記憶している。そういう人生を送れたのかは知らない。
  • なぜオタクはアニメの美少女に涙しても現実の女性には冷淡だったりするのか。 - Something Orange

    なぜ、わたしたちは人を差別するのでしょうか? ネットの俗語に「かわいそうランキング」という言葉があります。 元々は「白饅頭」こと御田寺圭さんがネットで提唱した言葉で、かれの著書『矛盾社会序説』でもその概念が説明されています。 矛盾社会序説 作者:御田寺圭 イースト・プレス Amazon つまり、この社会における弱者にはわりあいに「かわいそう」と感じられる人とそうでない人がいて、人はつい「かわいそう」と感じられる人(かわいそうランキングの高い人)にだけ同情してしまうという話です。 それはこの社会に「共感困難な弱者」がいるという話へつながり、そこからいわゆる「弱者男性論」が展開していきます。 世の中には色々な弱者がいるが、「かわいそうランキング」が上の弱者たちは援助や救済を受けることができる。その意味で「かわいそうランキング」が下の弱者男性たちこそがほんとうの弱者だというわけです。 御田寺さん

    なぜオタクはアニメの美少女に涙しても現実の女性には冷淡だったりするのか。 - Something Orange
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    WildWideWeb 2023/11/17
    他人にベクトル向けずに自分の中のアンコンシャス・バイアスに目を向けろ、という話で留めておかないとまとまらないと思う。だが、他人のそれ(のみ)を指摘したい気持ちは止められない。そういう話でもあると思う。
  • 「強い女」とはだれのことか。『ナウシカ』から『鬼滅の刃』まで「男性向け」コンテンツの女性像を考える。

    このようなツイートを見かけた。 「強い女」概念、しばしば「わがまま」とか「男をいじめたりアゴでこき使う」になりがちで、まあある種の願望の発露なんだろうけど、「え~、君にとっての『強い』ってそういうことなんだ…」と思ってしまう。 それってサル山のボス的な強さであり、「有害な男らしさ」に属するものじゃないかなぁ。 — 新納 (@niinow_g) 2023年10月22日 ここから「強い女」を巡るやり取りが色々と広まっていったようだ。たとえばこういう話もある。 「強い女」、個人的には、正直なところ草薙素子とかエボシ様とかそこらへんの偉大なる前例が良すぎて、そこから発展させるのがすごく難しく感じる次第です(宮崎駿とか富野由悠季とか押井守とか庵野秀明とか幾原邦彦とかが描いてきた「強い女」の引力が強すぎるんだ! 助けてくれ!!!!) — 籠原スナヲ (@suna_kago) 2023年10月23日 「

    「強い女」とはだれのことか。『ナウシカ』から『鬼滅の刃』まで「男性向け」コンテンツの女性像を考える。
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    WildWideWeb 2023/10/30
    自分にとって愉快ではない強い存在も論じたいのか否か不明瞭。またリーダーシップや自己犠牲も合わせて論じたいのかとも思った。問題設定が分かりにくいけど、そのお陰で色々な人の第1準拠軸を知ることができ多謝。
  • なぜフェミニストはいつのまにかオヤジに似ていき、そしてオタクはフェミに似ていくのか。 - Something Orange

    「この世には不思議なことなど何もないのだよ」とは、京極夏彦の百鬼夜行シリーズに登場する京極堂こと中善寺敦彦の決めゼリフだが、凡夫のわたしにはやはり不思議なことがある。 そのひとつが、ソーシャルメディアで活動しているフェミニスト、いわゆる「ツイフェミ」は、なぜああもオヤジ的になってしまったのだろうかということだ。 そもそも、フェミニストにとって傲慢で保守的なオヤジは天敵といってもいいくらいの存在であるはずである。 来であれば、フェミニストの行動や言動がそういったオヤジを連想させることなどありえないし、あってはならないはずだ。 しかし、それにもかかわらず、じっさいにツイフェミのアクションは否応なくそういったオヤジたちに似ているとわたしは感じる。 「それはただおまえがそう思うだけだろ」といわれるかもしれないが、この手の意見はたまに見かけるものだ。 こっちの家父長制オヤジも、あっちのフェミニスト

    なぜフェミニストはいつのまにかオヤジに似ていき、そしてオタクはフェミに似ていくのか。 - Something Orange
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    WildWideWeb 2023/10/23
    趣旨と重なるか不明だけど「労働者を善導するのは我らインテリ階級である」が唱えられた昭和的な構図を感じる時もある。
  • 現代スポーツマンガはウルトラ格差社会における「格差の乗り越え方」の教科書である。 - Something Orange

    つるまいかだ『メダリスト』が面白いです。今度、アニメ化するそうだけれど、そりゃそうだろという破格の面白さ。 メダリスト(1) (アフタヌーンコミックス) 作者:つるまいかだ 講談社 Amazon 現在、連載されているスポーツマンガのなかでは、ぼく的に『アオアシ』と並んでツートップですね。 アオアシ(1) (ビッグコミックス) 作者:小林有吾 小学館 Amazon このマンガ、とにかく非常に現代的な印象を受ける。 おそらく完結したら歴史的な傑作と呼ばれるようになると思うんだけれど、「メダリスト」という直球のタイトルからもわかる通り、「現代という時代で傑出するのはどういう人間なのか? どうすれば傑出することができるのか?」というテーマを扱っているように見えます。 そこがリアルタイムで連載を読んでいて、何とも痺れるポイントですね。 紛れもないスポーツマンガではあるのだけれど、ひとつスポーツマンガ

    現代スポーツマンガはウルトラ格差社会における「格差の乗り越え方」の教科書である。 - Something Orange
  • 『鬼滅の刃』は女性読者を励ますことができるか? 『少年ジャンプ』の「ガールズエンパワーメント」を考える。 - Something Orange

    はたして若い男性を主要なターゲットとする「少年漫画」は「女性読者」を励まし勇気づけることが可能なのでしょうか? 『少年ジャンプ』の「ジェンダー描写」について、『鬼滅の刃』を中心に語りたいと思います。 鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:吾峠呼世晴 集英社 Amazon 『少年ジャンプ』とジェンダー。 『鬼滅の刃』と『バガボンド』。 「強さへのフェティシズム」の魅力と限界。 『鬼滅の刃』の「ガールズエンパワーメント」。 甘露寺蜜璃の過剰なガーリッシュ。 「欧米型のフェミニズム」とは異質な方法論。 『ONE PIECE FILM RED』という「女の子の物語」。 配信サイト一覧 お仕事のお願い 自作の宣伝 『少年ジャンプ』とジェンダー。 『ジャンプ』はしばしば特にフェミニズムの視点から、「ジェンダーの描写に問題がある」と指摘されてきました。 その指摘の成否については意見が

    『鬼滅の刃』は女性読者を励ますことができるか? 『少年ジャンプ』の「ガールズエンパワーメント」を考える。 - Something Orange
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    WildWideWeb 2023/08/06
    本題からずれるけど、エンパワーメントってビジネス方面だと上下関係を前提とした「権限委譲」のニュアンスがあって混乱しそう。とは言え、別にフェミニズム専用語でもないけど。
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