Appleはカリフォルニア州サンノゼで現地時間6月5日より、世界開発者会議「WWDC 2017」を開催。基調講演とハンズオンから、発表内容について振り返り、考えていこう。 今回は、Macについての話題だ。macOSはカリフォルニアの景勝地の名をバージョンネームにしているが、近年は、Yosemite以来、カリフォルニアの東の背にあるシエラネバダ山脈内の地名が採用される傾向がある。 2016年のWWDCでは、OS XからmacOSへと名称もアルファベット小文字の文字列+大文字で「OS」というように、他のOSと揃えられることとなった。分かりやすくなった反面、iOSの軍門に下ったような印象を受けた開発者からは不満の声も聞かれた。そんな2016年は「macOS」となって初の「macOS Sierra」というバージョンがリリースされたが、2017年は「macOS High Sierra」という名称の新