時計 電卓 あと一つは?
世界平和へのいちばんかんたんな道程は全国家の解体と非武装化である。これはアメリカ国防総省が2027年に何十億ドルの予算をかけて開発した軍事コンピューター、GOLEM XIVが出した結論だ。話は単純である。鹿を狩るための猟銃を容易に人間に向けられる以上、あらゆる兵器は溶鉱炉に放り込んで資源に還元するべきだ。飛行機を、車両を、船を、銃を、ナイフを、縄を、石を、殺生のために用いられそうなすべての道具や物体を、単純なエネルギーに還元するのだ。そうすれば、この世から殺人はなくなり、国民の税金を防衛費につぎこむ必要もなくなり、万事解決である。 ところで、この軍事コンピューターは映画にも出演し、すべてのゲーマー、というか人類が心に刻むべき名台詞を吐いた。「おかしなゲームだ。たったひとつの勝ち筋が、プレイしないことだなんて。博士、チェスでもやりませんか?」 私はGOLEMのこの意見に賛同する。それと同時に
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