大阪生まれの大学院生。工作や漢字が好きです。ほら貝も吹けます。先日、教授から「あなたは何を目指しているのか分からん」と言われました。 前の記事:文字の自由度高めな字典『五體字類』は読むと元気が出る > 個人サイト 唐沢ジャンボリー デカハンコ乾隆帝 東アジアには、鑑賞した人が作品の余白に詩を書いたり、ハンコ(印章)をおしたりする文化があります。 こういう寄せ書きっぽいの見たことないでしょうか。 ある日、中国の友だち・李さんと美術談義に花咲かせていたところ、 「乾隆帝のハンコがデカすぎて邪魔」と漏らしていました。 なんでも、中国の名高い作品におされた乾隆帝のハンコが目立ちすぎているそう。 乾隆帝は、清朝が最盛期を迎えた頃の皇帝で、めちゃくちゃブイブイいわせてたことで知られています。 彼のハンコがおされた実際の作例を見てみると、 右上にどーん 顔真卿「祭侄文稿」(国立故宮博物院蔵) 国