【ロンドン=木村正人】英国で9日、13歳の少年と15歳の少女の間に元気な女の赤ちゃんが誕生した。先進国の中で英国は米国に次いで10代の妊娠が多く、性教育のあり方をめぐり論争が起きている。 英紙によると、父親になったのは英南東部イーストボーンで暮らすアルフィー君。12歳のとき両親の許可を得て幼なじみの少女宅に泊まった際、避妊をせずにセックスをして、少女は身ごもった。アルフィー君の身長は122センチで、お小遣いはたまに10ポンド(約1320円)をもらえる程度。 英国の16歳未満の妊娠率はドイツやフランスの2~3倍とされ、1999年で1000人当たり8・3人。2006年には同7・8人まで減ったものの、07年に同8・3人と再び増加に転じた。年間の中絶件数も数千件に達しているという。 ブラウン英政権は、学校や家庭で早期の性教育を徹底する必要性を強調。英国でも性教育の低年齢化が進んでいるが、親は子供へ