文在寅政権の発足と軌を一にして燃え上がる韓国のフェミニズム運動「Kフェミニズム」。だが、女性運動家の中心は「反米・反日・自主統一運動」を基調とするNL系であり、これとラディカルフェミニズムを結合したものが「Kフェミニズム」の本質だ。女性の生活向上ではなく、上層部のエリート女性の権力と権限を強化する手段に過ぎない。韓国の作家でコラムニストのオセラビ氏がKフェミニズムを斬る。 (オセラビ:作家・コラムニスト) 韓国社会にフェミニズム運動の旋風が巻き起こって約7年になる。まさしく革命といえるほどの勢いだ。「7年」とは、新進のフェミニスト勢力であるヤングフェミニスト(Young Feminist)が大挙登場してからの年数である。 ヤングフェミニストは韓国の女性運動の歴史において、かつてないほどラディカルなイデオロギーで武装し、男性を攻撃し続けてきた。若い女性たちは植物に水を注ぐがごとくフェミニスト