10月3日までに明らかになったぜい弱性情報のうち,気になるものを紹介します。それぞれ,ベンダーなどの情報を参考に対処してください。 OpenSSH 5.3リリース(2009/10/01) 今年で10年目を迎えるOpenSSHプロジェクトから,OpenSSH 5.3がリリースされました。今回のバージョンアップは,主にバグ対策を目的としており,セキュリティ・アップデートは含まれていません。なお,OpenSSHの最初のリリースは,1999年12月1日,OpenBSD 2.6とともにリリースされたOpenSSH 1.2.2です。 OpenSSH 5.3リリースとほぼ同時期に,ISC(Internet Storm Center)から,第三者がrルート(管理者)アカウントでsshアクセスを試みる活動が活発化していること,9月下旬にポート番号22/TCPへのアクセス(発信元)が増加していることが報告され