菅直人副総理兼国家戦略相(経済財政政策担当)が経済音痴ぶりを自ら露呈した。二番底も懸念される経済状況の中、自分のHPに「最近経済における『第三の道』を考えている」などと堂々と記したのだ。本来、政権交代前にきちんと考えておくべき課題であり、何も策がないことを認めるような記述。経済政策を担当し、国家ビジョンの策定を行う重要閣僚としての基本姿勢を問われそうだ。 これは、菅氏が22日夕、HPの「今日の一言」にアップしたもの。 「経済における第三の道」と題し、「60年代の日本の高度成長はなぜ可能だったのか。そして80年代後半のバブル崩壊以降なぜ日本は長期の経済低迷に陥ったのか。さらに、2000年代に入り進められた規制緩和など市場万能主義の小泉・竹中路線がなぜ失敗したのか」などと振り返り、「過去の失敗を繰り返さない経済運営における『第三の道』は何か。現在、深く考慮中」とまとめている。 そもそも、