共同親権研究会 設立趣意書 ver2 日本社会のなかの家族のあり方が、さまざまな当事者を苦しめてきました。その原因のひとつが「単独親権」という制度でしょう。 現在、グローバル化の影響や、当事者の訴訟の動きなどで、単独親権から共同親権に移行しようとしています。日本人にとって親権とは、家族とは何なのでしょうか。 研究会の設立をよびかける、発起人のふたりは結婚と離婚の経験をしています。しかし、離婚後に子どもの連れ去りなどの経験はありません。 ふたりとも、世界の潮流が共同親権であり、先進国のなかで単独親権を採用する日本は,いずれ共同親権に移行することは不可避、という問題意識をもっています。 共同親権については、研究者・当事者が積極的な発言を始めていますが、長く続いた日本の単独親権制度のなかでは、共同親権を推進する立場での言葉は、まだ力を持っているとは言えません。 単独親権と共同親権の両方の視点を、