10月23日、ストロスカーンIMF専務理事は、世界の景気回復が年内に始まる可能性があるとの見解示す。6日、トルコ・イスタンブールで撮影(2009年 ロイター/Stephen Jaffe) [オスロ 23日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は23日、世界の景気回復が2010年上期でなく年内に始まる可能性がある、との見解を示した。 専務理事は講演で「(景気回復は)2010年上半期よりも早い、09年終盤に始まる可能性がある」と述べた。 最新のIMF世界成長見通しについては、09年がマイナス1%、10年がプラス3%とした。 専務理事は「今見られるのは危機の最終段階の始まりだ」と述べた。その上で、各国政府は早過ぎる景気刺激策撤回を避けるべきとの見方を繰り返し、「W字型の回復、もしくは二番底」を引き起こす可能性があると指摘した。 通常、失業率は景気回復が始まってからおよそ1年