大統領執務室に展示されている「月の石」(Credit: NASA)こちらの画像に写っている、ケースにおさめられた暗い色合いの石。この石は、これまで12人しか降り立った者がいない月面から持ち帰られた「月の石」のひとつです。 アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、「Lunar Sample 76015,143」と呼ばれるこの石(332グラム)は1972年12月に打ち上げられた「アポロ17号」の乗組員がタウルス=リットロウ谷にある一つの大きな岩から採取したもので、約39億年前に月の「雨の海」を形成した大規模な天体衝突に関連したサンプルとされています。 この石は今、ホワイトハウスの大統領執務室に置かれています。これはアメリカ合衆国の第46代大統領に選ばれたジョー・バイデン氏の要請によるもので、バイデン大統領の就任当日である現地時間1月20日から大統領執務室に展示されているとのことです。 現在アメ
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