サムスン電子は昨年4月、2030年までにファウンドリーを含めたシステム半導体分野で1位になるという目標を出した。「ビジョン2030」を宣言するサムスン電子の李在鎔副会長。[韓経DB] サムスン電子が米クアルコムの次世代スマートフォン用アプリケーションプロセッサ(AP)チップを全量生産する。APチップは「スマートフォンの頭脳」と呼ばれる核心部品だ。 13日の業界によると、サムスン電子ファウンドリー事業部はクアルコムのAPチップで「スナップドラゴン875」(仮称)を5ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)プロセスで受託生産する契約を取り出した。スナップドラゴン875はプレミアムスマートフォン市場を狙ったクアルコムの5G用APチップで12月に発売される予定だ。「ギャラクシーS21」(仮称)をはじめ、中国のシャオミやOPPOなどの高級モデルに搭載される見通しだ。 クアルコムの主力製品