中国は現地時間6月5日、有人宇宙船「神舟十四号」の打ち上げに成功しました。搭乗した3名の宇宙飛行士は6か月間宇宙に滞在し、「中国宇宙ステーション」の建設作業に従事します。中国宇宙ステーションは、2022年中に完成する予定です。 【▲ 酒泉衛星発射センターから打ち上げられる「長征2F」ロケット(Credit: CMS)】神舟十四号宇宙船は、北京時間2022年6月5日10時44分、酒泉衛星発射センターから「長征2F」ロケットによって打ち上げられました。中国の宇宙開発を進める中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、ロケットと宇宙船は無事に分離し、打ち上げに成功したということです。神舟十四号はその後、同日17時42分に中国宇宙ステーションのコアモジュール「天和」のドッキングポートへの自動ドッキングに成功しました。3名の宇宙飛行士は、すでに宇宙ステーションの中へ入り、滞在生活をはじめています。