歩行者をはねたAIは、最後までそれが「人間」だと認識できなかった――。 米国家運輸安全委員会(NTSB)は、2018年3月に米アリゾナ州フェニックス郊外で起きたウーバー(Uber)の自動運転車による歩行者死亡事故に関する報告書を公表した。 米国内ではこのほかにテスラの自動運転車による2件の死亡事故が明らかになっているが、いずれも犠牲となったのは運転していたドライバー。自動運転車による死亡事故で歩行者が犠牲になったのは、この件が初めてだった。 440ページにのぼる報告書では、ウーバー車のAIは車道に歩行者がいることをそもそも想定していなかったため、最後まで「歩行者」とは認識できていなかったことが、明らかにされた。 また、急ブレーキも作動しないなど、様々なシステムの欠陥の連鎖があったことが指摘されている。 一方、この死亡事故の余波で、フェニックス郊外の別の街ではグーグル系列の自動運転車に対し、
エチオピア機の墜落で、ボーイングが機体の自動制御機能に問題があったことを認めた/Michael Tewelde/AFP/Getty Images (CNN) エチオピア航空が運航する米ボーイングの新型機「737MAX8」が墜落した事故で、操縦士は離陸から墜落までの6分間、同機の自動飛行制御システムと格闘し続けていたことが、CNNが4日に入手した暫定報告書で明らかになった。 ボーイングは同日、機体の失速を防ぐ目的で搭載された「MCAS」と呼ばれるシステムに問題があったことを認め、ミュレンバーグ最高経営責任者(CEO)が謝罪した。 暫定報告書によると、墜落したエチオピア航空機では、機体の失速を防ぐはずの自動制御システムが作動して何度も機首が下がり、機長と副操縦士はほぼ6分間にわたって制御を試みていた。 737MAX8型機を巡っては、昨年10月にインドネシア沖で墜落したライオン・エアー機でも同様
General Motors(GM)が自律走行車とバイクの接触事故で提訴された。バイクを運転していたOscar Nilsson氏は、試験走行中だった同社の自律走行車両「Cruise」にぶつけられたと主張している。 「Chevrolet Bolt EV」をベースにしたこの車両には、GMで「Advanced Vehicle Trainer(先端車両トレーナー)」と呼ばれる、いざというときのバックアップを担当する人間のドライバーも乗車していた。 事故が起きたのは12月7日、混雑したサンフランシスコの街路でのことだった。サンフランシスコ連邦地裁に提出された訴状には、試験走行中のCruiseが「突然進路を変えてNilsson氏が走行していた車線に戻り、Nilsson氏にぶつかり、同氏を地面に倒した」とある。サンフランシスコ市警察の事故報告によると、事故時の走行速度はどちらも比較的低速で、Cruise
島根県益田市久々茂(くくも)町の国道191号で30日朝、集団登校で横断歩道を渡っていた市立豊川小学校の児童の列に軽トラックが突っ込み、ボランティアで通学を見守っていた近くの三原董充(ただみつ)さん(73)が全身を強く打ち、翌日、病院で死亡した。集団登校をしていた児童9人のうち、小学3年の男子児童(9)も軽傷を負った。 三原さんは33年前、小学2年だった下校中の次女舞子さん(当時7歳)を交通事故で亡くし、子どもたちの事故を防ぐため見守り活動を続けていた。
27日午後1時頃、東京都新宿区西新宿の区道で、横断歩道を渡っていた歩行者3人が軽乗用車に次々とはねられ、うち1人の男性会社員(22)が頭などを強く打って意識不明となった。 男性はその後、意識を取り戻し、命に別条はないという。他の男性(22)ら2人はいずれも軽傷とみられる。 警視庁新宿署は同日、軽乗用車を運転していた同区の無職男性(82)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転傷害)容疑で現行犯逮捕。男性には認知症の症状があり、同署は男性を釈放し、任意捜査に切り替えて調べている。男性は調べに対し、「アクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれない」という趣旨の話をしているという。 現場は西武新宿駅から約200メートルの繁華街。
6日午前、東京・国分寺市で道路を横断していた自転車の女性が乗用車と接触して転倒し、女性がおんぶしていた生後7か月の赤ちゃんが頭を強く打って死亡しました。 警視庁によりますと、女性は生後7か月の男の赤ちゃんをおんぶしていて、赤ちゃんは転倒した際に頭を強く打って病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。女性も軽いけがをしました。 現場は横断歩道のない片側一車線の直線道路で、これまでの調べによりますと、自転車は信号待ちをしていた車の間をすり抜けて横断しようとしていて、センターラインを超えたところで乗用車と接触したということです。 警視庁は乗用車を運転していた20代の女を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕し、事故の詳しい状況を調べています。
乗客乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故で、事故を起こしたバスは床下の腐食が進んで複数の穴が開き、去年、バスのメーカーが「使用は危険な状態である」と報告書で警告していたことが分かりました。事故を起こしたバス会社は警告のあとにこの車両を購入していて、国土交通省は詳しい経緯を調べています。 NHKは今回、事故を起こした車両について、事故前の去年3月にバスのメーカーが点検した際に作成した報告書を独自に入手しました。 この中で車体の床下の状態について、さびや腐食が進み穴が開いているとし、特に車輪を支える部品は腐食がひどく、強度が著しく低下していると指摘しています。そのうえで報告書では「このままの使用は危険な状態である」と警告しています。 また、添付された写真では床下にある金属製の多くの部品にさびが広がり、複数の穴が開いている様子が確認できます。 このバスは去年の点検のあと、今回事故を起こし
592便には乗員5人と乗客105人が搭乗していた[16]。乗客にはロサンゼルス・チャージャーズのロドニー・カルバーやシンガーソングライターのウォルター・ハイアット(英語版)も含まれていた[15]。 機長を務めたのは35歳の女性だった[17]。総飛行時間は8,928時間で、DC-9では2,116時間の飛行経験があった[12][18]。機長はDC-9の他に、ボーイング737、フェアチャイルド SA-227、ビーチクラフト 1900での飛行資格を有しており、飛行教官、座学教官、航空管制官としての資格もあった[19]。バリュージェット航空に雇用されたのは1993年11月25日で、同年12月19日までに習熟度テストなどのチェックが完了した[19]。12月21日にDC-9の副操縦士として認定され、機長として認定されたのは1994年5月1日であった[19]。記録によれば、1994年11月15日-16日に
このたびの令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。(2024.1.4)
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