(CNN) 南米ベネズエラのビジェガス通信情報相は15日、今月5日に死去したチャベス大統領の遺体を防腐処理を通じて永久保存にする当初の計画を断念したことを明らかにした。短文投稿サイト「ツイッター」で述べた。 ロシアの医療チームの判断を受けた方針撤回としている。永久保存するためには遺体をロシアに移送し、7~8カ月かけて処置を施すことが必要との事情を踏まえた。 マドゥロ暫定大統領は13日、永久保存には極めて難しい処理が必要との医師団の初期段階の判断に言及し、保存とする決定はより早い時点で下されるべきだったことを明らかにした。 ベネズエラ政府は、チャベス氏の遺体を、ロシア革命指導者のレーニンや中国の毛沢東の例に準じて永久保存し、展示することを計画していた。 がんの治療中だったチャベス氏は58歳で死去していた。後継を選ぶ大統領選は今年4月14日に予定されている。