「ネトウヨ」の定義にこだわる人はネット上に多いし、「侵略」「虐殺」「強制連行」の定義にこだわる歴史修正主義者は右翼政治家や右翼言論人に多いが、「国益」の定義を明確にしている人は見かけない。こういう人たちのいう「国益」は得てして「自己満足」と区別できない。 北朝鮮を侮辱・侮蔑する表現はこれまでもカジュアルに蔓延していたが、最近では中国・韓国に対する侮辱・侮辱がカジュアルに蔓延しだしているように感じる。別に対立しているわけでもない事案で相手国の意図を推測するにあたって見下した表現を使っているのを一般紙でも見かける機会が多くなったようだ。 宮崎駿氏が改憲に警鐘を鳴らす文章をウェブで公開したことに関しては微妙な思い。内容云々ではなく宮崎氏の社会的地位を考えると映像表現で語って欲しいというのが率直な感想*1。しかしながら、アニメ監督がああいう形で言わなければならないと思うほどに既存のメディアが黙りす