中国で市民の権利擁護に取り組む弁護士らが当局に一斉に連行・拘束されたことについて、日弁連=日本弁護士連合会の会長が「弁護士の職務活動や表現の自由は保障されるべきで、不当に制約されてはならない」とする声明を出し、当局の対応を批判しました。 これについて、日弁連の村越進会長は声明を出し、「弁護士が職務活動や表現活動を理由に捜査を受け、勾留されているとすれば、国連が採択した『法律家の役割に関する基本原則』に明白に違反するものだ」と指摘しました。そのうえで、「弁護士の職務活動や表現の自由は保障されるべきで、不当に制約されてはならない」と、中国当局の対応を批判しました。 弁護士らの一斉摘発を巡って、中国の公安当局は「社会の秩序を乱した疑いのある重大犯罪グループだ」と宣伝し、政府に批判的な活動を抑え込むねらいがあるとみられていますが、欧米の政府や国際的な人権団体は「人々の権利を平和的に守ろうとしている