sillywalk曰く、"毎日新聞の記事によると、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の田渕眞理・特任講師らの研究グループは、白血病や貧血などの血液検査に用いる医療用ナノフィルターについて、ナタデココから転用する技術を開発しました。この成果は、22日から開催されるMEMS 2006で発表されます。 ココナツミルクが醗酵して出来るナタデココは、醗酵の際にナノポア(微細空間)を持つセルロースを生成します。研究グループでは、セルロースを作り出すバクテリアを培養してナノポアの大きさを自由に調製できることに着目し、白血球、赤血球など大きさの異なる血液成分を選択的に分離できるナノフィルターへ転用する技術を開発しました。 現在、血液検査の主流である遠心分離法は検体が約20cc必要なうえ、コストも1回につき数千円かかっていました。しかし今回のナノフィルターを用いた場合、検体は約1ccで済み、コストは