冬は寒い! どんな格好で通えばいい? 暖冬とはいえ、冬は寒い。吐く息は白く、夜明けは遅く、日没は早い。朝、布団からはい出すだけでも一苦労な季節なのに、ましてや自転車に乗り、体ひとつで風を切って走るなんて考えただけでも寒い……その気持ちはとてもよく分かる。 かくいう筆者も、正直なところ冬の自転車は苦手。凍えるつま先の痛み、感覚が無くなる指先、耳のしもやけ、止まらない鼻水、ガビガビになる袖……と、出社拒否になるいいわけを数え上げればきりがない。しかしこの症状、意外にも克服するのは簡単だ。それは……。 「寒い時は、とにかく乗る」これに尽きる。自転車は全身を使い、かつ長く運動を続けられる素敵なスポーツ。こぎ始めてしまえば、ものの5分で暖かくなってくる。 通勤スタイルなら、競技用のウエアやシューズのように通気性や軽量化を重視して寒い格好で走る必要もない。指先、つま先、首回りなど寒いとつらい部分だけを