風当たり強まる平野長官=調整力に疑問符、正念場の通常国会 風当たり強まる平野長官=調整力に疑問符、正念場の通常国会 鳩山由紀夫首相から「他に得難い人材」と評され、女房役となった平野博文官房長官。だが、調整力に疑問符が付けられるなど、政府・与党内での風当たりは厳しい。18日に召集の方向の通常国会では、首相の偽装献金事件や、迷走が続く米軍普天間飛行場移設問題で野党が攻勢を掛けてくるのは必至。平野長官の真価が問われそうだ。 「不慣れなところもあり、十分な政府のスポークスマンになれたかどうか分からない」。平野長官は先月28日の記者会見で、政権発足100日あまりを振り返って、こう語った。 2010年度予算編成の過程では、新規国債発行額の上限をめぐり、平野長官は同10日の会見で、44兆円以下に抑えるとした政府方針は見直さざるを得ないと踏み込んだが、その翌日には首相の指示を受け、すぐさま撤回。首相と