14冊。 これはとある同人誌の、コミケにおける販売数です。 そしてこの同人誌が、今回の記事でとりあげる作品となります。 タイトルに偽りありではないか、という意見があるかもしれません。 コミケではそれこそ大手なら数千部単位で売れるだろうが、1桁、或いは1部も売れないサークルだってあるかもしれない、現に『空の境界』の元になったコピー誌の部数は確か6部に過ぎなかったと言うではないか・・・、そんな声が聴こえてくる気がします。 しかしこの「14冊」という数字が、企業ブースで3日間に渡り販売された結果であったとすればどうでしょう。個人的には、空前絶後と言って良いのではないかという気がします。 それがこちら。 『ケケカカ物語とり小僧 陽気幽平エクスペリエンス』。 2007年の年末、冬コミのまんだらけブースにて販売されました。 復刻本なので「同人誌」とは些か趣が異なる気もしますが、殆ど個人で行っておられる