■都知事選という「縮図」 今回の都知事選は投票率が高く(60%近い)、池田信夫氏の分析によると、前回から14%の上積み分はどうやら小池氏にまわったようだ(政治を決めるのは老人ではなく無党派層)。 本来ならばリベラル勢力が結集した鳥越氏にまわる分を、ごっそり小池氏がもってしいってしまったということだ。 小池氏はリベラルというわけではなく、既成政治への違和感は示すものの、これまでの経歴からすると、既成の社会システムの変革には前向きだとは思うものの、リベラル(ひとことで言うと「公正な分配主義」)かといわれればそうではなく、小さな政府による新自由主義に近い方だと僕は解釈している(間違ってたらスミマセン)。 この動きは「おおさか維新」への再びの期待とも連動しており、つまりは、既存政治に向かいにくい「無党派層」が、安全保障的には集団的自衛権を掲げていようが憲法改正だろうがそれはとりあえず置いといて、「