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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (10)

  • 本当は途上国みたいな地球連邦政府と、その政治風土(を想像してニヤニヤする) - シロクマの屑籠

    「閃光のハサウェイ」という物語は、ハサウェイがタクシーで運転手と話しているところで既にオチがついている作品なんですよね ハサウェイが"打倒すべき"相手の象徴こそが、あのタクシー運転手だった訳で。その意味では、それ以降のマフティーの活動全てが虚無なんだよな…となる— 鉄機@ロボ専門イラストレーター (@robo_robotarou) 2021年10月30日 マフティー(ハサウェイ)を暇人なんだと言ってみせたあの運転手の言葉。一見すると善良な市民が核心を突いたシーンのように見えるんだけど、読者や視聴者はそこで、「ちょっと待てよ」と思わなきゃいけないシーンでもあるのが面白い— 鉄機@ロボ専門イラストレーター (@robo_robotarou) 2021年10月30日 ハサウェイはタクシー運転手と戦うべきだった→ハサウェイが戦うべきはシステムだった、に関して。 これに対する模範解答は、『Zガンダム

    本当は途上国みたいな地球連邦政府と、その政治風土(を想像してニヤニヤする) - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2021/11/15
    なので私は常々、「地球連邦=室町幕府」説を唱えているのだった。
  • シンエヴァンゲリオンは教科書に載るようなアニメじゃない - シロクマの屑籠

    www.youtube.com タイトルで内容を言い切っているので、タイトルしか読まない人はここで回れ右を。わざわざブログに書いたのは、知人に「ブログに書く」と約束してしまったからだ。 そもそも教科書に載るような作品、資料集に載るような作品とは 1.表現様式に目新しさがあり、しかも優れていること。たとえばジョットやダ・ヴィンチの絵画は優れているだけでなく、同時代のほかの画家よりも表現の様式が先んじていた。ターナーやピカソなどもそう。 2.表現される対象に目新しさがあり、しかも優れているもの。神の世界や聖書の世界ではなく、いちはやく人間の世界を描いた作品、王侯の世界ではなくブルジョワの世界を描いた作品、ひいては庶民の世界を描いた作品、等々。 3.時代精神や風俗を見事に表現しているもの、その典型など。バルザックの作品、東海道中膝栗毛、曽根崎心中など。 この3つのうち最低一つが抜きん出ていないと

    シンエヴァンゲリオンは教科書に載るようなアニメじゃない - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2021/08/26
    『シンエヴァ』後の庵野が、特撮リメイクばかりでオリジナル企画を立てる素振りも見せないのは、案外その辺、自分でもよく判ってるからかもね。
  • 「倍速視聴はオタクじゃない」わかった。じゃあ理想のオタクって何? - シロクマの屑籠

    gendai.ismedia.jp 講談社ビジネスに掲載された『「オタク」になりたい若者たち。』という記事に批判が集まっているのをtwitterはてなブックマークで見かけた。 記事曰く、現代の若者は普通がなくなった状況のなかで無個性を嫌い、オタクになりたがるのだそうだ。そしてオタクになるための効率的方法や人間関係を維持する手段として、アニメや映画を倍速で視聴しているという。 これに集まった批判的なコメントは、たとえば以下のようなものだ。 「片っ端から倍速視聴しているようではオタクではない。コマ送りで観るものだ。」 「オタクはなろうと思ってなるものではない。気が付いたらなっているもの。」 「何かに熱中した先に面白さがあるのであって、量をこなすだけでは何も見えてこない」 「人間関係を維持するためにアニメや映画を観ているのはオタクじゃない」 どの批判も、私には馴染み深く親しみやすい。 オタク

    「倍速視聴はオタクじゃない」わかった。じゃあ理想のオタクって何? - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2021/06/09
    それは「オタク」ではないかもしれないが、そもそも「オタク」とは「なってしまう」ものであって、「なろうとしてなる」ものではない。/まあ「倍速再生オタク」というのも、あるかもしらんし。
  • 桜の償いはこれからも続く──劇場版『Fate/stay night』雑感 - シロクマの屑籠

    www.fate-sn.com お盆の終わりに劇場版『Fate/stay night』を見に行った。映画館は満席になっていて、さまざまな世代のファンが集まっていた。来、今年の春に公開するはずだった作がようやく公開された爪痕がパンフレットに残っていて、その広告欄には劇場版『Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット』8月15日公開などと書かれていた。ともあれ、作がどうにか公開されて、原作の桜編(Heaven's feel)が完結したのは嬉しいことだった。 Heaven's Feel、おそらくFGOから入ったであろう中高生が「???」ってなりつつも映像美を堪能して、俺の左斜め前に座ってたおじさん(おそらく月姫の頃に二十歳くらいだったんだろうね)が泣いてたあたりで、「やっぱ型月ってすげーわ」ってなった— とど (@FeZS6mNpazh5xmm) 2020年8月16日 ああ

    桜の償いはこれからも続く──劇場版『Fate/stay night』雑感 - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2020/08/18
    そもそもこういうスタイルなので責めてもしょうがないのだが、物理的根拠のよく判らない観念イメージのバトルに、殴り合いながら宗教講話じみた口論とか、まあインド映画並みに特殊だよなーと思いながら観てた。
  • 現代アニメときどきエロゲ――『若おかみは小学生』感想 - シロクマの屑籠

    www.waka-okami.jp 若おかみは小学生! 映画ノベライズ (講談社青い鳥文庫) 作者: 吉田玲子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/08/09メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る 今季はソシャゲ読書趣味生活が荒みきっていて、テレビアニメを見る気が沸かなかった。そんな折、劇場版『若おかみは小学生』をふらりと観に行ったら予想外に琴線に触れてしまったので、あまりネタバレにならないよう注意しながら思ったことを書いてみる。 エロゲエロゲと騒ぐ前に:おことわり 感想を書く前に、私のアニメの好みや趣味性について断っておく。 最近は、オタク-サブカルという区別も曖昧になってきた感があるが、それでも私はオタク側の人間だと思っている。少なくともアニメやゲームを選ぶ時の選考基準はオタクのままだ。 つまり自分の好みに忠実であるのがオタクとして正しいスタンスなのであっ

    現代アニメときどきエロゲ――『若おかみは小学生』感想 - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2018/10/01
    原作そのものの企画が、2000年代初頭に同時代のアニメやゲーム的センスを児童文学に落とし込んでみようというレーベルの作品だしなぁ。意外と時代の空気を、ガラパゴス的に保存していたとも言えるかもしれない。
  • 『GODZILLA 決戦機動増殖都市』誰得かわからないながら楽しみました。 - シロクマの屑籠

    ※この文章はネタバレを含みます。見たくない人は先を読まないようにしてください。 アニメーション映画GODZILLA 決戦機動増殖都市』オリジナルサウンドトラック アーティスト: 服部?之出版社/メーカー: 東宝発売日: 2018/06/13メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る 先日、平日の遅い時間に『GODZILLA 決戦機動増殖都市』を観に行った。館内は人気がまばらだったが、上映期間もじきに終わりだろうから、観るべき人はあらかた観ているのだろう。 "誰得"なのかいまひとつはっきりしない映画だった。 ゴジラはいる。前回のストーリーを引き継いでもいる。公開前から宣伝していた「メカゴジラ」もいるにはいた。そして『シドニアの騎士』以来の美しいグラフィックと、鋭角的な機動をみせるメカもあった。"目の焦点の合っていないヒロインを描かせたら天下一品"な脚家にふさわしいシーンもあっ

    『GODZILLA 決戦機動増殖都市』誰得かわからないながら楽しみました。 - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2018/06/21
    まぁ、でも、何だかんだ言って、上映期間が長いのは、そこそこ人が入ってるためだと思いたいが……。
  • すっかり年を取ってすっかり変わってしまった鳥越さんを眺めながら考えていたこと - シロクマの屑籠

    「ペンの力って今、ダメじゃん。だから選挙で訴えた」鳥越俊太郎氏、惨敗の都知事選を振り返る【独占インタビュー】 鳥越氏のインタビューが面白かったので突っ込みどころを挙げてみる: 不倒城 とても悲しいインタビューだった。 鳥越さんに投票した人が悲しくなるような内容だし、マスコミに詳しいはずのジャーナリストがこのように受け答えして、実質、晒し者になっているのも悲しかった。 どう見ても「晩節を汚している」ようにしか見えない。 もともと鳥越さんには都知事たる器量が無かったのかもしれない。しかしそうは言っても、20世紀末には大活躍していた人物だ。もし、20世紀末の鳥越さんが同じような状況のもとで都知事選に立候補していたら、これほどみっともない自己弁護は繰り返さなかったに違いないし、インターネットメディアの台頭とその意味にも敏感だっただろう。ジャーナリストやタレントとして大活躍していた20~30年前の鳥

    すっかり年を取ってすっかり変わってしまった鳥越さんを眺めながら考えていたこと - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2016/08/12
    10年前なら、同じ中身でもまだ言動に抑制は効いていたんだろうな、とは思ったが。
  • 「人をバンバン殺すガンダム主人公」――『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 - シロクマの屑籠

    HG 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムバルバトス 1/144スケール 色分け済みプラモデル 出版社/メーカー: バンダイ発売日: 2015/10/03メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (13件) を見る 新しいガンダムが面白い……というより興味深い。 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は、火星の少年兵達を主人公に据えた、日曜午後五時のガンダム最新作だ。 タイトルのとおり、作は第一話からオイル臭さ・鉄臭さが漂い、それを反映してか、ガンダム・バルバトスもまた「油圧装置がむき出しになったような」武骨なデザインだ。全体的にミリタリーな雰囲気が漂っていて、オープニングテーマの鉄拳制裁に私は目を奪われてしまった。 ガンダムシリーズに肉体的暴力が登場することは珍しくない。とりわけ『Zガンダム』では執拗に鉄拳制裁やビンタが描かれている。しかしオープニングテーマで「人が

    「人をバンバン殺すガンダム主人公」――『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2015/10/19
    あれねー、確かに「バンバン殺してる」んだけど、「感情で殺してない」んだよね。「排除」が必要と見たら遠慮や躊躇はないけど、オーバーキルもしない。無駄だから。その辺がポイントかな、とか思って観てるけど。
  • マジョリティが二次創作や脳内補完に親しんでいる社会 - シロクマの屑籠

    大塚英志緊急寄稿「企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ」 | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント 先日、大塚英志さんが書いたKADOKAWAとドワンゴの合併についての文章を読んだ。文章を読み進めるうちに、何か喋りたくて仕方が無くなってきた。面白かった、ということだろう。 特に印象的だったのは、以下のくだりだ。 つまり、KADOKAWAとドワンゴの合併はコンテンツとインフラの合併ではなく、インフラとインフラの合併である。ニコ動とジブリとか、角川と講談社の「合併」(もう何があっても驚いてはいけない)ならインフラとコンテンツの合併になるが、そうではない。 http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/sekaizatsuwa/otsuka-%20essay.html KADOKAWAはコンテンツを販売している会社のようにみえる。けれ

    マジョリティが二次創作や脳内補完に親しんでいる社会 - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2014/05/24
    あまり知られていない話だが、「物語」を輸入で済ませている国も多いんだよね。ただ、豊かになるにつれて「自分達の物語」を求め出す。そこへ日本の「物語生成インフラ」を輸出するのは、いい着眼点だと思う。
  • 「ファスト風土が、末端から壊死していく」 - シロクマの屑籠

    極点社会 ~新たな人口減少クライシス~ - NHK クローズアップ現代 先日のNHK 『クローズアップ現代』は、東京への一極集中と過疎地の消滅、そして日全体の出生率低下についての特集だった。かじりつくように視聴した。 地方の幹線道路沿いに住んでいると、こうした過疎や出生率の問題は肌感覚としてなんとなくわかる。朝、ニュータウンの通学路を歩く子どもの姿が少なくなり、ファスト風土の賑わいがゆっくり縮退しているエリアも目にうつる。そういうエリアでは、老人介護施設だけがピカピカの威容を誇っているのが常だ。 ところが、番組で放送されていた内容は、そうした肌感覚の一歩先を行っていた。NHKの集計によれば、全国市町村の1/5ではお年寄りの数が減少に転じているという。老人介護施設に入所するお年寄りすら減少していく超過疎地の現状――これはまだ、私の体感レベルではピンと来ていなかった。じきに体感レベルでわかる

    「ファスト風土が、末端から壊死していく」 - シロクマの屑籠
    Yoshitada
    Yoshitada 2014/05/02
    誰も住んでいない、誰も足を踏み入れない、そこで何が起こってるのか誰も判らない。僻地からひたひたと、そんな「中世の闇」が都市を包囲してゆく日本。映画『凶悪』の世界って、それなんだよねー。
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