バージニア州アーリントン発--国土安全保障省の当局者は米国時間4月18日、将来、政府が発行する渡航文書にコンピュータチップが埋め込まれ、最大で30フィート(約9m)離れた場所からも読み取り可能になることもあり得ると発言した。これに対し、そのようなチップはプライバシー侵害につながりかねないと懸念する声も上がっている。 国土安全保障省の出入国管理プログラム「US-VISIT」のディレクターを務めるJim Williams氏は、当地で開催されたスマートカードに関する会議の席上で、米国人のカナダ、メキシコへの渡航手続きを簡略化するために2008年から採用される財布サイズの次世代型身分証明書に、この種のチップが組み込まれるかもしれないと語った。これらのチップはRFID(無線認識)技術を用いている。 「米国内でも混雑する国境検問所を訪ねたことがない人に対し、わたしはいつも、あれが経済的なボトルネックに
![米国政府の新出入国プログラム、RFID採用でプライバシー侵害の懸念も - CNET Japan](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2e7e8148382fd7b3dec79b2c199e08ace74193a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fmedia%2Fc%2F2012%2Fimages%2Flogo%2Flogo_ogp_1200.png)