次期衆院選に出馬の意欲を見せている宮崎県の東国原英夫知事は25日、県庁で記者団に対し「自民党の改革派にぜひ、決起していただきたい」と述べた。また、大阪府の橋下徹知事らが地方分権のために首長グループを結成する動きには「橋下知事とは意思疎通はできている。理念・信条は同じだ」と期待感を示した。 知事によると、現在は自民党の返事を待っている状態だといい「これは地方の反乱。地方対国の戦いである。国民に関心を持ってもらいたい」と話した。 県庁に寄せられる意見で出馬に反対が約8割と圧倒的なことには「実態を反映していないのではないか。組織票も考えられる」と述べた。 知事は、自民党の古賀誠選対委員長が要請した立候補の条件に、▽自らを総裁選の候補とする▽全国知事会の要望を次期衆院選の党政権公約に盛り込むことを求めている。【石田宗久】