1708年に描かれた大カト 「カルタゴ滅ぶべし」(カルタゴほろぶべし、ラテン語: Carthago delenda est[1])、または「カルタゴは滅ぶべきであると考える」(ラテン語: Censeo Carthaginem esse delendam)は、ラテン語の言い回しであり、ポエニ戦争を戦ったカルタゴに対して共和政ローマのマルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス(大カト)が演説の最後に言ったとされる言葉であるが、古代の史料にはっきりとそう書かれている訳ではない[1]。 起源[編集] カルタゴへの憤怒と、子孫への憂慮から、 大カトは元老院の議会のたびに、 カルタゴは滅ぼされるべきだと(Carthaginem delendam)叫んでいた。 そんなある日、彼は議場にカルタゴの特産であるイチジクを持ってきた。 「皆に尋ねるが、これはいつ採れたものだと思うかね?」 大プリニウス『博物誌』7