東京都議会定例会の本会議で答弁する小池百合子知事=28日、都庁 東京都が築地市場(中央区)移転後の敷地利用に向けて履歴を調査し、戦後の進駐軍のドライクリーニング工場があったことなどを理由に「土壌汚染の可能性がある」との報告を昨年まとめていたことが28日、都への取材で分かった。 今後、築地市場の土壌調査が行われ、実際に汚染が確認されれば、豊洲市場(江東区)への移転を巡る小池百合子知事の判断にも影響する可能性がある。 小池知事は28日開かれた都議会定例会本会議の代表質問で、移転の判断について問われ「専門家の検証に加え、市場業者や都民のご意見なども参考にしながら、総合的に検討し判断していく」と改めて述べた。