医学生や研修医の参考のために解説をしたいとおもいます。 まず、感染症対策は医療機関が責任を持ってとりくむ事項のひとつで、医療法改正のあとには診療所、歯科、助産院含めて適切な対策をとらなければいけないことになっています。 コメディカル等含めて職員を対象とした研修を年2回開催(年2回受講)といった努力目標があります。 院内にはいくつか感染対策の組織があります。 一番上にあるのは「感染症対策委員会」院長や事務局長、検査部長など各部門がならんでいます。 最終的な責任はここにありますが、必ずしも詳しい人ばかりではありません。 マネジメントのしっかりしている医療機関はこの組織に最初から外部コンサルタントとして、近隣の感染症専門医を加えたりしています。 これは定期的に会議をしています。議事録を残し、日々取り組んでいるという証拠を残しておくことが大切ですし、●月●日の時点で「その問題を把握して対策を話し合