2010年07月29日 21:48 カテゴリBook review 畝山 智香子『ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想』 Posted by s_kilo No Comments No Trackbacks Tweet 「食の安全」というものが語られるとき、人工物、合成物は危険、天然物、自然物は安全というストーリーをしばしば見かけます。いままでずっと食べられてきたものなのだから安全性は歴史が証明しているという発想ですね。では、自然に存在するもの、天然のものは本当に安全なのでしょうか。まず思い出すのは、「ワラビ」、「ジャガイモ」、そして「ウメ」。山菜料理とかその食感が私好きです。肉じゃがとか定番料理ですよね。お焦げとか香ばしい匂いは食欲そそります。これらに共通するものは、実は有毒物質が含まれているということです。ワラビとかしっかりあく抜きしますが、ワラビのアクには発がん性物質