セールスフォースに特化、海外成功に自信を見せるテラスカイ:田中克己の「ニッポンのIT企業」(1/2 ページ) セールスフォース・ドットコム(SFDC)のクラウド環境を利用するIT企業が増えている。いち早く名乗りを挙げた1社が、2006年4月に設立したテラスカイだ。同社の佐藤秀哉社長はSFDCの日本法人設立に参画し、営業責任者を務めるなどSFDCの特長をよく理解する1人。クラウドの将来性を確信し、事業化に乗り出した。海外市場の開拓にも着手したところだ。 クラウド事業を展開するハードル 佐藤社長は「SFDCの社員が世界で100人規模の時代に入社したので、マーク・ベニオフ氏(SFDC CEO)が何を考えて、どこに進もうとしているのか分かっているつもりだ。クラウドの黎明期から携わり、多くのユーザーと接し、このビジネスは成長すると思った」と、SFDCに特化したIT企業を立ち上げた背景を語る。 テラス