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シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。 ビジネスモデルの破壊者たち シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。 バックナンバー一覧 右を向いても左を向いても、電子書籍が取りざたされている。ところがこんな時代に数々の変化球を投げて注目を集めているのが、書店チェーン大手のバーンズ&ノーブルだ。 書店チェーン大手と言えば、日本では紀伊国屋や旭屋書店などを思い浮かべるだろう。バーンズ&ノーブルも、大規模な路面店を全国に展開しているという点では、同じような存在である。 ところが、電子書籍時代の到来で書店の存
どこが期待はずれ? Wi-Fi接続のみのキンドルは139ドル。99ドルの世界はすぐそこかも Amazon.com-Reuters アマゾンは7月28日、電子書籍端末「キンドル」の新型モデル2機種(8月27日発売)を発表した。新型キンドルは画面がカラーになり音楽や映画も楽しめる、つまりアップルのiPadのような商品になると期待していた人々を見事に裏切る内容だった。 しかし、「裏切られた」と思う人がいたら非常に残念だ。相変わらずの白黒画面で、本や新聞を読むためだけにしか使えないとはいえ、新型キンドルは非常に洗練度が上がっている。 現行型から価格を据え置いた189ドル(約1万6300円)の機種は、バッテリー駆動時間とデータ容量が従来型の2倍になった。1回の充電で最長1カ月(無線不使用)使用可能で、本3500冊分のデータを保存できる。Wi-Fi(無線LAN)接続機能が加わり、コントラストが向上して
高まる大日本・凸版の存在感、電子書籍で印刷会社にすがるしかない出版社の実態(1) - 10/06/29 | 16:20 「どうして印刷会社が入っているのか」――。 アップル「iPad」発売前日の5月27日に急きょ開かれた共同会見。この場でソニー、KDDI、朝日新聞社、そして凸版印刷の4社は7月1日付で電子書籍配信の企画会社を作り年内には事業を開始する、という構想を発表した。 居並ぶ面々を見ると、読書端末を作るソニー、キャリアとして課金プラットフォームを持つKDDI、新聞や出版物などのコンテンツを持つ朝日新聞社はわかりやすい。それに対し、紙の書籍や雑誌を印刷している凸版が参加している理由は、“素人目”にはわかりにくい。 質疑応答の際にも、出席者から「凸版はこの新会社でいったいどのような役割を果たすのか」という質問があったくらいだ。 が、実は“玄人目”には、凸版印刷がこのプラッ
インターネット時代が訪れる前の話。イタリアの哲学者ウンベルト・エーコは、アップルとマイクロソフトの違いをカトリックとプロテスタントの違いに例えた。 マイクロソフトのパソコン用OS(基本ソフト)MS-DOSを基にしたオープンな世界では、「救済」に至る道も百人百様。だが、唯一の正統な教会たるアップルのマックOSの世界では、「信者は何から何まで教会の指示に従わなければならない」。 今や「キリストのタブレット」とまで呼ばれるほどのiPadの好調とともに、アップルのカトリック的傾向は加速しているようだ。 発表前のiPadは、単なる企業秘密というより宗教的神秘に覆われていた。宗派の指導者たるアップルのスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)は、今や十字架と同じくらい認知度が上がったアップルロゴの下に集った「ミサ」で、彼の「奇跡的で革命的な」新製品に祝福を与えた。 この比喩に従えば、iPad向けにコ
「私が電子出版に特化した出版社『ボイジャー』を立ち上げたのは、92年10月のことです。それ以来、電子出版に必要なビューアソフトの開発を続け、電子書籍の普及に力を注いできました。そして、いま電子出版...日本のミスターデジタル出版 萩野正昭(ボイジャー代表取締役) ノー・アマゾン、ノー・アップル、ノー・グーグル 「私が電子出版に特化した出版社『ボイジャー』を立ち上げたのは、92年10月のことです。それ以来、電子出版に必要なビューアソフトの開発を続け、電子書籍の普及に力を注いできました。そして、いま電子出版はキンドルの台頭やiPadの発表(米国で今年3月発売予定)で、ひとつの重大な局面を迎えています」 こう語るのは、ボイジャー代表取締役の萩野正昭氏。電子本ビューアソフト「T-Time」の開発など、18年にわたって萩野氏は電子書籍の第一線で先駆的な試みを続けている。日本の「ミスター電子出版」と
4月15日、合同会社大和印刷が「BOOKSCAN」という低価格・書籍スキャン代行サービスを行うサイトをオープンした(サービス開始は 4月下旬から) 客は書籍を宅配などでBOOKSCANへ送ればよいだけで、あとはBOOKSCAN側が本を裁断し、スキャナーで読み取り、PDF化するという手順だ。PDF化したデータはメールもしくはCD-R形式で納品される。いくつか条件がついているが、それでも一冊100円からという信じられない破格の安さだ。しかも1冊からOKとのこと。ちなみに1回の注文の上限は1万冊!! ただし、発売後原則2年以上経過している書籍は受け付けないそうだ。また、裁断された本は破棄される。 その他もろもろの条件はリンク先をみていただきたい。 以前コルシカという会社が類似のサービスを提供していてすらどでも紹介されたなぁと思わず空目してしまいましたが、その顛末は皆さんも知るところですね。こうい
4月以降は夕刊に掲載していた記事やコラムは朝刊に掲載するとしており、読者の「ライフスタイルや要望の変化」に伴う対応としている。 日本ABC協会の調べでは、同社の両県での夕刊発行部数は昨年12月現在、大分4679部、佐賀765部。前年同月に比べ大分で226部、佐賀で83部それぞれ減少している。
アイドック株式会社は、出版社を対象に、期間や閲覧PC数を限定して書籍や雑誌をPDFフォーマットで配布できるSaaSサービス「今日から電子出版」の提供を、開始した。 「今日から電子出版」は、中・小規模の電子出版最適したデジタル著作権管理サービス。システム投資不要のSaaSサービスとして提供され、閲覧に必要な“認証キー”の発行はブラウザからできるため、PDF形式の電子書籍があれば、ITのスキルが不要で、ブラウザからの操作により、直ちに電子出版を始められる。 電子書籍の著作権保護には、ダウンロード販売で利用されている「KeyringPDF」の著作権管理技術を用いており、PDFコンテンツ向けにソフトウェアのプロダクトキー認証と同じ仕組みが提供される。電子書籍の違法コピーを防止できることに加え、閲覧期限を設定したり、配布後に閲覧を止めたりできる。 複数PCで共有閲覧できる“サイトライセンス”機能によ
これまで米国を中心に電子書籍ビジネスや電子書籍リーダの攻防について整理をしてきましたが、日本の市場はどうなっているのでしょうか。 電子書籍リーダーの市場は日本が先行していました。ソニーの「リブリエ」やパナソニックの「Σ Book」が2004年に発売されており、注目を集めました。しかしながら、端末価格が高く、紙の書籍市場を死守しようとする出版業界の抵抗もあり、コンテンツが充実することなく、販売台数は伸び悩んだ結果、撤退を余儀なくされています。 その後、日本でのケータイ文化を背景に、携帯電話向けの書籍コンテンツの売上が急速に拡大してきました。2007年前後では、ケータイ小説ブームが起こったのは記憶に新しいところです。電子書籍ビジネスは、コミックや写真集が中心となっており、アダルト系のコンテンツが大半を占めています。2008年の市場は推定で464憶円となり、今後も拡大が見込まれる市場です。 世界
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