明らかにされた情報から、Bulldozerの姿を読み解く 年末年始スペシャルの最後は、いよいよAMDの次世代コア「Bulldozer」「Bobcat」である。2009年11月に開かれた「Financial Analyst Day」でBulldozerの詳細が発表された直後から、いろいろな議論がネット界隈で駆け巡った。 まずAMDが公開した話をまとめると以下のようになる。 2つのスレッドを同時に実行できるが、SMT(Symmetric Multi-Threading)とは異なり、整数実行ユニットはスレッド間で共用されない。 整数演算は4命令のアウトオブオーダー。また2ロード/サイクルをスレッドごとに実現する。 浮動小数点演算は2スレッドで実行ユニットを共用する。 FMAC4 & CVT16をサポートする。 問題はこの「4命令のアウトオブオーダー」の解釈である。当初、筆者はBulldozerは