CES 2010の来場者に、「今年のCESといえばなにか?」と問えば、おそらくほとんどの人が「3DとeBook(電子ブック)」と答えるだろう。それくらいこの2つの技術は、会場内で存在感があったということでもある。 2009年末、電子ブック関連市場はアメリカで大きな盛り上がりを見せた。話題の中心は、アマゾンの「Kindle」とソニーの「Sony Reader」。どちらも具体的な出荷数は公表していないが、「年末、Amazonが扱うすべての商品の中で最も売れた」(Amazonプレスリリースより)とか、「2008年の暮れに対して4倍の実績。予想を超えた売り上げで、一部商品は在庫が完全になくなった」(米ソニーで電子ブックビジネスを統括する、Digital Reading Business Division Deputy Presidentの野口 不二夫氏)という状況である。 左は、ソニーブースに展示
米国で開催中のInternational CES 2010のソニーブースでは、3D対応テレビのBRAVIAを始め、新製品がめじろ押しで、多くの来場者を集めていた。 ソニーブース 開幕前日の6日に発表された3D対応BRAVIAは、「BRAVIA LX900/HX900/HX800シリーズ」の3種類。ブースの中央には3Dゲームを含む3Dコンテンツを流し、3D対応BRAVIAをアピールしていた。 3D対応BRAVIAで観る3Dのテレビやゲーム。メガネをかけることで3Dでコンテンツが観られる LX900は、60、52、46、40インチの4種類が用意され、Monolithicデザインと呼ばれる新しいデザインを採用。Motionflow PRO 240Hzにより高速に動く映像も滑らかに表現できる。搭載されているBRAVIA Engine 3は、ノイズを減少し、より高画質を実現しているという。 LXシリ
米国ラスベガスで開催されている展示会「International Consumer Electronics Show」(以下CES)では、日本未発表の製品がたくさん登場するのが常だが、毎年特に数多くの展示を行なっているのがソニーだ。今年もその例に漏れなかった。ここでは、CES会場に展示されていた新VAIOから、3モデルを採り上げよう。順に、「W」「X」そして「Z」。すでに述べたように、どれも「日本未発表」だが、例年どおりなら近々日本でも発表されるのは間違いない。 エコなVAIO W & 新色のVAIO X VAIO Wシリーズは、Atom搭載のネットブックだ。今回展示された製品は、プラットフォームが最新の「Pine Trail-M」に変わり、CPUにはAtom N450が採用されている。チップ構成が大幅に変更になったので、「性能は同じくらいだが、バッテリー持続時間は1時間程度延びているので
「2010 International CES」初日の取材でボロボロに疲れて早めに就寝。早朝5時に起床した筆者のノートPCに、担当編集から「ソニーの有機ELで見た3D映像のインプレッションとか、パナソニックの新パネルにパイオニアの技術は入っているの? とか、マニアックな記事が読みたいでーす」と、お気楽極楽なメールが入っていた。 ということで、この記事はCESの展示2日目が始まる早朝(日本は8日の深夜)に書いているホッカホカの出来たてだ。リクエストに応じて、まずは有機ELパネルを用いた3D映像についてリポートしたい。 有機ELパネルを用いた3Dディスプレイは、ソニーが24.5インチサイズのものを並べているが、実はサムスンも有機EL技術を用いた3Dディスプレイを会場に持ち込んでいた。筆者が訪れた初日午前のサムスンブースは凄まじい人だかりで、担当者に話を聞けなかったのだが、見たところ10インチ程
3Dゲームが注目を集めるソニーブース、対するマイクロソフトブースは? 【2010 International CES】 ●ひときわ注目を集めるプレイステーション3の3D対応ゲーム 世界最大の家電見本市、2010 International CESが2010年1月7日~10日のあいだ、アメリカ・ラスベガスにて開催。ゲーム関連の出展も充実していたこのイベントの模様をお届けする。 2010年のCESは、主催団体であるCEA(Consumer Electronics Association)より、ゲーム関連の出展数が前年(2009年)よりも50パーセント以上増える見込みであるとアナウンスされていた。実際に会場に足を運んでみるとそのアナウンスに偽りはなく、イベントでは周辺機器を中心に、多数のゲーム関連商品が会場を賑わせていた。とはいえ、ゲーム関連で話題の中心となったのは、やはりソニーとマイクロソフト
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