2010年から2011年のストレージ事情 ストレージデバイス、イコールHDD(Hard Disk Drive)というのは既に過去の話。ストレージデバイスの話題の中心はSSD(Solid State Drive)へと移ってきている。 発売当初こそ価格が高くなかなか手を出しづらかったSSDだが、この1年で大きく値下がりし、64GBモデルなら1万円前後、128GBなら2万円前後からとかなり現実的な選択肢となってきた。さすがにデータドライブとして使うには(HDDと比較して)まだコストパフォーマンスが悪いものの、起動ドライブとしては十分実用的になったといえるだろう。 一方、HDDは低価格、大容量化が一段と進み、2TBなら6000円前後、3TBでも1万3000円前後からとコストパフォーマンスを重視するなら最適なストレージデバイスだ。 そこで第2回ではSSDとHDDのメリット・デメリットをしっかりと把握
24〜25nmプロセス世代でもSSDは安くならない!? 2011年春のSSD最新動向と課題,その対策をまとめてみる ライター:本間 文 24〜25nmプロセス世代のNAND型フラッシュメモリを採用するSSDは,SSDの低価格化を加速する起爆剤として期待されていたわけだが,これがいよいよ市場に登場し始める。 24nmプロセスを採用した東芝製NANDフラッシュのシリコンウェハ しかし実際のところ,SSDの価格は,NAND型フラッシュメモリが24〜25nmプロセスへ移行しても,思ったほど低価格化しそうにない。これは,NAND型フラッシュメモリの宿命ともいえる,データ書き換え寿命の問題が横たわっているためだ。そこで,主要NAND型フラッシュメモリベンダーやSSDベンダーは,この課題を乗り越えてSSDのメインストリーム化を果たそうと積極的な取り組みを行っている。 今回は,そんな各SSDベンダーの動向
IntelのSerial ATA 6Gbps対応MLC SSDをPCとPS3で動かしてみる Intel Solid-State Drive 510 Text by 宮崎真一 SSD 510 メーカー:Intel 問い合わせ:インテル カスタマー・サポート 0120-868686(平日9:00〜17:00) 予想実売価格:5万6000〜5万8000円程度,2万6000〜2万8000円程度(※順に250GBモデル,120GBモデル。いずれも2011年2月28日現在) 鳴り物入りで登場したIntelの新チップセット,Intel 6シリーズ。発売1か月で回収されるというゴタゴタがあったとはいえ,AMDに続き,IntelもチップセットレベルでのSerial ATA 6Gbps対応へ舵を切ったことで,Serial ATA 6Gbpsの主流化は一気に進むだろう。すでにHDDやSSDでも対応製品が登場して
Crucial製「RealSSD」シリーズの独壇場だったSerial ATA 6Gbps対応SSDだが、昨年末にPLEXTOR製「PX-M2S」シリーズが発売。そして、今年の2月にはCorsair製の「Performance 3」シリーズと、次々と6Gbps対応SSDが登場している。 後発となる「PX-M2S」と「Performance 3」シリーズは、共に「RealSSD」を大きく上回る性能になっており、最も高速な容量256GBモデルでは、最大読み込み速度が400MB/s超えと爆速だ。 今回は、公称スペックでの最速の栄冠こそ、最新の「Performance 3」シリーズに譲ったが、複数のレビューで公称スペック以上の読み込み性能を発揮しているPLEXTOR製「PX-M2S」シリーズの全ラインナップの性能と、6Gbps対応SSDを搭載するオススメ自作構成を紹介していこう。 ラインナップは64
Windows 7はSSDに積極的な対応をした初のOSとなっている。今回は、Windows 7のSSDサポートに関して解説しよう。 Windows 7がSSDを検出する仕組みは 意外にシンプル 「Windows 7はSSDに対応している」と言われている。しかし、具体的にどのような部分が対応しているのだろうか? まず、Windows 7はSSDを、HDDとは別のデバイスとして認識する。現在のSSDは、通常SATAインタフェースやUSBなどに接続されているため、デバイスとしてはSATAドライブとしてOSからは認識される。そのため従来のOSからは、接続されているデバイスがSSDなのか、HDDなのかわからない。 Windows Vistaでは、「ハードウェアの自動チューニング」というコンセプトに基づき、HDDのデフラグをOSが自動的に実行する。しかしSSDにとっては、デフラグは効果がないし、不必要
東芝製SSDを搭載するアイ・オー・データ機器の「SSDN-STB」シリーズは、秋葉原のパーツショップでも入手が困難なほど人気が高い SSDは駆動部分がなく、シークタイムが存在しないためにランダムリード/ライトに優れ、静音(無音)かつ高い耐衝撃性を誇るなど、HDDに比べて多くのメリットを持つ。ただしその一方で、これまでSSDはバイト単価が高い、“プチフリ”と呼ばれるディスク停止状態になる、書き換え寿命が短いといった欠点もあった。 しかし、現在では比較的安価なMLCタイプのSSDでも高速化が図られ、プチフリも特定チップを除けばほぼ解消している。さらに多くのメーカーが参入したことによる高速化、低価格化、大容量化も進み、普及に弾みをつけた。そしてWindows 7の登場により、SSDはOSから単なる「高速なHDD」ではなく「SSD」として認識されるようになった。 高品質なSSDといえばまず思い浮か
IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。 皆さま、こんばんは。 コアマイクロシステムズの吉政でございます。 弊社はSSD(半導体ストレージ)屋さんということもあり、「SSDはいらんかえ~」と日々売りに歩いています。 #SSDはsolid state drive(disk)の略で、半導体素子でできているディスク(ドライブ)という意味になります。Diskといっても、実際は一般のHDDのように、ディスクが回っているものではありません。パソコンの中に入っている、いわゆるメモリをHDDのように使用するようなイメージです。 ディスクが回って、その中を読み取るスタイルとは違い、メモリなのでとっても速いのが特徴です。 弊社のSSDは「Solid STOR」という名前で、フルランダムでReadとWrite同時のアクセスで30万IOP
注意 製品を分解/改造すると、メーカー保証は受けられなくなります。この記事をもとに分解/改造を行うことで損害が生じた場合、著者や編集部、メーカー、販売店はその責任を負いません。この記事についての個別のお問い合わせにもお答えできません。 ストレージはSSDへ、メモリは2Gバイトへ強化 VAIO Wは1Gバイトのメインメモリと160GバイトのHDDを搭載しているが、過去に掲載したレビュー記事や分解記事でも取り上げた通り、これらの換装は難しくない。今回は手元にあったインテルの34ナノ版160GバイトSSD「Intel X25-M SATA Solid State Drive(SSDSA2MH160G2C1)」と、トランセンドのPC2-6400対応2GバイトSO-DIMMモジュール(JM800QSU-2G)をVAIO Wに搭載してみた。 まずはHDDをSSDに交換する。バッテリーパックを外し、底面
もっとも、筆者の執筆領域はPDAやスマートフォンのソフトウェアのレビュー記事がメインで、あまりハードウェアのチューンナップ記事は書いたことがない。しかし、いくつか、写真付きで丁寧にHDDの交換方法を紹介したサイトを見付けた。 「これだったらできるかもしれない」 ……と、すっかりやってみる気になった。参考にしたのは下記サイトだ。どちらも情報が充実しており、筆者はこれらに目を通すだけで問題なく交換可能だった(筆者はPCでは、メモリー交換程度しかやったことがないにもかかわらず)。 【参考サイト】 W-ZERO3短歌的活用術 Willcom D4まとめ HDD換装 もっとも、多少難しく感じる部分もあったので、本記事ではそういったところを中心に紹介していきたい。なにしろハードディスクを交換してしまうため、メーカー保証も切れてしまう。「自分でリスクを負える」ユーザーだけが実施してほしい。また、本記事を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く