XML宣言はXMLデータであることを示すためのもので、XML文書のエンコードの種類を示すといった役割もある。XMLをベースとしたXHTMLでページを記述したときには、ソースの1行目に記述することが推奨されている。 しかし、XML宣言のあるページをIE6で表示すると、本来はStandardモード(標準準拠モード)で表示されるべきページが、Quirksモード(下位互換モード)で表示されるという問題が発生する。下位互換モードでは標準規格と異なる解釈でページが表示されてしまうため、せっかく標準規格に従って記述しても、本末転倒ということになってしまう。この問題を回避するには、XML宣言を省略するといった形で対応するしかなかった。 IE7 beta2ではこの問題は修正され、XML宣言のあるページでも適切なモードで表示されるようになっている。 サンプルソース2-1では、1行目にXML宣言を記述し、2行目