ソーシャルビジネスなのに年間売上15億円! 事業拡大の秘けつは「ユニークな視点でマーケットを見る力」 社会的課題をビジネスで解決する「ソーシャルビジネス」が若者から共感を集めるなか、一方で、「スケールアウトしにくい」との声も聞かれる。マーケットありきではなく、貧困や不平等などの社会的な課題ありきで参入するため、従来のビジネスモデルでは苦戦を強いられることが多い。 そんななか、ボーダレス・ジャパン(東京・新宿)は、異例の成長を続け、2014年度の売上高は15億円を記録した。ソーシャルビジネス業界をリードする同社の田口一成社長に、立ち上げの経緯から事業拡大の秘けつを聞いた。 「社会問題を本気で変えたいなら、お金のことを考えなくてはいけないよ」 ――2007年に起業しました。ソーシャルビジネスにこだわって起業しようと思ったきっかけを教えてください。 田口:大学入学を機に、18歳のとき福岡から上京
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