働かない権利(はたらかないけんり)とは、障害者などが障害や病気などの状態悪化を防ぐため、または障害などが重度で勤労がほぼ不可能な者があえて勤労を避けることを求める、または他人から精神的な手段などで勤労を強要されることを拒否することで平穏に暮らしていく権利があると主張する自己決定権思想である。障害者分野の反社会復帰とセットになって語られることが多い。 精神障害分野においては、作業をすることを前提としない福祉施設(居場所)が登場しており、問題は解消されている(後述)。 障害者分野における人権問題であり、本人に障害や病気が見つかっていない場合の引きこもりやニートの分野は除かれる。 障害者による国家や社会への生存権の要求であり、アナキズム(国家や宗教など一切の政治的権威と権力を否定し、自由な諸個人の合意のもとに個人の自由が重視される社会を運営していくことを理想とする思想[1][2][3])ではない