「マンガ通の眼鏡に適う、新たな月刊誌を小学館から」という志のもと創刊された、月刊サンデーGXが今年10周年を迎えた。浅野いにおや宮下裕樹など次世代を担う新人を輩出し、コミックマーケットでの同人誌販売など挑戦的な姿勢で多くの読者を獲得してきたGX。その勢いは創刊10周年を迎え、なおヒートアップしている。 コミックナタリーでは名物編集長の「仮面編集長」こと、小室ときえ氏へのインタビューからGX10周年の歴史を紐解き、その魅力の源泉を探る。さらに豪華ゲスト山盛りのGX10周年特別企画を紹介するとともに、同誌イチオシの新連載「WESTWOOD VIBRATO」の魅力にも迫っていきたい。 取材・文/淵上龍一 編集・撮影/唐木元 広江礼威「ブラック・ラグーン」、高橋慶太郎「ヨルムンガンド」、出渕裕・百瀬武昭「ラーゼフォン」、いけだたかし「FADE OUT」など、多数の名作を世に送り出してきた月刊サンデ