競馬やアニメファンの域を超えて注目を集めるゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」がきょう24日、リリースから2周年を迎えた。今回は昨年有馬記念に続く「ウマ娘」特集第2弾、「ウマ娘×ニッカン 重賞ヒストリア特別編」として、98年中山記念で重賞初勝利を挙げたサイレンススズカを取り上げる。主戦の武豊騎手(53)が「ウマ娘」でも人気の快速馬を振り返った。【取材・構成=太田尚樹、協力・Cygames】 ◇ ◇ 競馬史を塗り替え続けるレジェンドにとって、忘れられない1頭がいる。栗毛を輝かせ「誰もいない先頭の景色」を求めて走り続けた独走の天才。そう、サイレンススズカだ。幾多の栄光をつかんできた武豊騎手の両手に、その感触は今も残っている。 「すごくポテンシャルの高い馬で、もしあのまま元気だったら、種牡馬にもなって、競馬の歴史が変わっていたと思いますね。たくさんの名馬に乗せてもらったけど、その中でも印象の