29日午前、東京 港区のビルに刃物を持った男が押し入り、灯油のようなものをまいて火をつけ、警視庁に逮捕されました。男はビルに入る会社の元従業員とみられ、警視庁が詳しいいきさつを調べています。 警視庁によりますと、29日午前10時20分ごろ、東京港区虎ノ門のビルの15階で、男が液体をまいて火をつけたと110番通報がありました。 このフロアには、原子力発電所の警備などを行う会社「日本原子力防護システム」が入っていて、男はエレベーターホールで灯油とみられる液体をまいて火をつけ、警備員が「さすまた」を使って対処したということです。 火はすぐに消し止められ、けが人はいませんでしたが、エレベーターホールの一部がこげたということです。 男は刃渡り50センチのなたのような刃物と小型ナイフ2本を持っていたことから、かけつけた警察官に銃刀法違反の疑いでその場で逮捕されました。 逮捕されたのは自称・この会社の元