兵庫県警宝塚署は29日、暴行の疑いで、兵庫県西宮市の自称会社役員の男(73)を現行犯逮捕した。電車内でマスクを外して電話していたところを他の乗客に注意され、立腹して暴行したとみられる。 逮捕容疑は29日午後5時ごろ、阪急電鉄今津線の仁川-小林間を走る普通電車の中で、会社員の男性(52)の腕を引っ張る暴行を加えた上、止めに入った無職男性(29)の肩を持っていたつえでたたいた疑い。調べに対し、容疑を認めているという。 宝塚署によると、男は電車内で座りながら携帯電話で話しだし、着けていたマスクを外した。前に立っていた会社員男性が注意したところ、腕を引っ張ったという。男性が「電車内でつえを振り回している」と110番し、駆け付けた県警機動パトロール隊員が小林駅で男を確保した。男は酒を飲んだ状態だったという。